今年の1月から企画していた
音楽朗読劇
【私の頭の中の消しゴム】
3都市公演
無事終演致しました。
あっっという間だった・・・
各劇場に足をお運びくださいました皆様、
各会場でお世話になりました会場、スタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
7年前の初演から何度も上演させていただきました同作品の最後を締めくくる東京公演。
はじめの1ページ目をめくる気持ちが、いつもと全く違ったことをすでに懐かしく思い出します。
ここに自分が存在すること。
ここに大切な仲間が存在してくれること。
ここに足をお運びくださったお客様がいてくださること。
ピアノソロから始まり、
開放的な大自然の中にいるかのように、気持ちのよい空気が流れて、
これまでにないほど、スーッと作品の世界に感謝と共に自然に入り込めた。
今思うと、あれは間違いなく新しい境地だったと思う。
なぞることは二度と出来ないけれど、忘れることも二度と出来ない。
人は失って初めて気づく事が沢山ある。
私は失う前に仲間達に愛と感謝を本当に伝えられたんだろうか。
また会える。
また一緒に演れる。
そう強く願っても、口先で簡単に割り切ることが私には出来ない。
これまでだって、沢山のことを失ってきたから。
ヒロイン・薫と一緒。
最後まで愛を伝え続ける。伝え続けられるかぎり。
失う辛さに悶えるだけなんてイヤだ。
皆に愛してることを伝えたい!!
「会場の全員が泣いていた」
と、どなたかの投稿を拝見させていただいた。
とっても嬉しかった。
「映画を観ているようでした」
そう言って下さった方もいた。
言葉だけの世界に映像を見てくださった!
嬉しかった。
まさに朗読劇とは、を感じて下さってありがとうございます。
沢山の皆様からのご感想、本当に本当に嬉しかった!!!
東京公演は、会場の広さもあり、3都市公演の中で最もシンプルな演出で挑んだ。
でも何も怖くなかった。
ずーっと一緒にやってきた河島辰徳くんがいて、
初演からずーっと一緒だった山口聖代ちゃんがいて、
ずっと一緒にやってきたかのように一緒に涙しながら世界を作りあげてくれた高橋香名ちゃんがいて。
もっと早くこれがどれだけ大切だったかを知りたかった。
皆の事がこんなにも大切だったんだってことを、何でもっと早くこれほどまでに気づくことが出来なかったのか。
愛は限りないもの・・・
それに尽きる。
私がどんなに皆に愛を伝えたくても、消しゴムメンバーへの愛を伝えられるのは、とうとうこれが最後になりました。
また何年か先を楽しみに
というのは、メンバーや、応援してくださる皆さんが言ってくださるし、私だってそう思ってるんです。
絶対そうなるように頑張るっっっ!!!!!って思ってるんです。
常に希望をもって生きているんです。
それは皆知ってくれてると思う。
でも世の中は何が起こるか分からない。
世界的パンデミックを経験した私達ならその意味は理解しやすい。
だからちゃんと伝えておきたい。
「私は皆を愛してる。愛し続ける。たとえ君たちが私のことを忘れても・・・」
本当に、今までありがとう。
mihiromy